密集、密接は、
密閉された地下での、
闇の贅沢になる。
かつて、
太平洋戦争後、
世の中は、食糧難。
しかし、あるところには、あったという。
ないものは、あるところにはある。
ないよ、ないよ、どうしよう、、、
と熱望されるものほど、
あるところにはあるんですよ、あなた。
では、ここで質問。
いま、ないものはなんでしょう。
答え、
密集と、密接です。
だから、オモテの話題には絶対に出てこないのですが、
地下組織の運営する、
闇の密集、密接空間が、密閉された秘密の場所で、
秘密裏に展開されているのです。
それは歴史の必然。
抑圧されたものは地下に潜る。
抑圧された感情が、その人の無意識に深く沈むように。
闇の密集、密接空間で行われているのは、
あるいは闇のコンサート。
あるいは闇のお祭り。
こっそりと、社長仲間に声をかけられた社長さんたちが、
こっそりと集まって、
密閉空間で、コンサートに熱中する。
もちろんマスクなし、
叫びまくり、
社長同士が、
肩を組み、
飛び跳ねる。
絶叫!ぜっきゅお!ぜっこうちょう!!
・・・・・・・・
飲んだくれぇ、調子に乗っているところ、なんだが、
あんた、社長とかに、なんか偏見ない?
すいません、別に代議士でも、大物有名人でもいいんですが、
社長というのが、手っ取り早いと思いまして、金持の代名詞として。
飲んだくれ、あんた、ほんとにせまっちい奴だなぁ。
まあ、いいが、それより、そんな、コンサートに誰が行く、
金持ちだとして、金持ち同士が、肩組んだり、絶叫しあったり、
あんた、ほんとに、
誰が行くそんなとこ。
はぁ、いきたくは、ないでしょうね。
だとしたら、闇の密集、密接空間は、やはり、ないですか。
ないだろうな。
でもだな、あんたの言いたいことはわかるよ。
密集、密接は、生物としての人間の、快の根源のひとつだからな。
人類の歴史で途切れることなく行われてきた、祭りは、
もちろん神への、捧げものという一面も大きかったが、
人と人とが、密接にかかわり、密集を楽しむ、絶好の機会だったんだよ。
それにだ、
密閉だが、
狭い空間って、
意外と人が好きなものなんだ。
歴史的にも、
世捨て人が住んだ草庵とか(鴨長明が澄んだ方丈庵とかがよく知られている)、
茶の湯文化が生み出した茶室とか、
現代でいえば、
小屋とか、カプセルホテルとか、
いま、ひそかな小屋ブームだろ。
赤ちょうちんなんかも、そうだ。
チェーン店の居酒屋でも、
個室、ありますかっていうお客さん多いという。
なーるほど、
さすが、へりさん!
よく知ってますね。
そうか、密接、密集は人の動物としての快を生み出すものなのですね。
そして、密閉は、人の文化としての快につながる。
なるほど、
じゃ、やっぱり、
地下組織運営の、、、、
ないって!