「ほんもの」か?「にせもの」か? その1

『ホンモノ』?

『ニセモノ』?

この世界はほんものなのか、

それとも偽物なのか?

 

うぅ、

いッたぁい、痛いよ、飲んだくれ!

しばらくご無沙汰だと思ったら、

脳、やられたか!!

 

いや、ポジさん、、

そりゃ多少はやられていますが、

まだ、だいじょうぶです。

 

実は、偉い学者様も、こんなこと言ってます。

「今見ているこの世界は、本当に世界そのものだろうか?」

(略)

・・・物理学は大真面目にこう答えます。

「見えている世界は世界そのものではない」

出典 松浦壮著「量子とはなんだろう」

 

おいおい、そりゃ、なんなんだい!

説明してみろ!

 

いや、ポジさん。

このことは、また、ゆっくり、説明いたします、

というのも、

実はずっと、そうあの日から、ずっと、

この世界は霧のようなものなのかなと思っていたのです。

 

なんでぇ、あの日って?

 

あれは、そう、高校に行くために、駅のホームで一人待っていた時でした。

40数年前のことです。ぼーっと周りの景色を見ていました。

雨は降っていないのだけれど、曇りの日でした。

すると、周りに音がないなぁ、と気づき、次に、

ものすごく小さな粒でこの世界は構成されていて、

それが、ものすごいスピードで、刻一刻と、入れ替わっている、

というようなビジョンが見えたような気がしたのです。

その日は、霧がかかった朝だったので、

そんな風な妄想が、脳内映像として浮かんだと思うのですが、

何か、妙に、

「そうだったのか」

と納得のような、腑に落ちた感覚がありました。

 

ほんとかよ?

 

はい、私、飲んだくれは、真実の男です。

 

で、その日から、

日常的に、人間関係とかにすごく悩まされることは、同じだったのですが、

とても苦しい思いをしても、

「これは、ほんとじゃないんだ」

という、とてもさめたというか、

世界との距離を感じるというか、

そんな感覚があるようになったのです。

 

よかったじゃないか!楽んなったんだろ!

 

いや、感動とか、うれしいとか、楽しいという、

感情も、とおくなってしまった、

感じられなくなったのです。

 

飲んだくれ、お前その頃はさすがに飲んだくれではなかったよな?

 

はい、高校生でしたから。

 

じゃ、酒飲みすぎってわけでもないか・・・

 

そうです、

私が飲んだくれになったのは、

酔っているときは感情と共にいられる、

ということを、発見したからです。

 

面倒くさい男だな、

一生飲んだくれか?お前は。

 

いや、ポジさんはじめ、周りの皆様のおかげで、

酒の力を借りずとも、

日常をつつがなく送れるようにはなってきておりますです。

 

ほんとか?

 

 

多少借りて…

まぁ、少しはつつがなく、、、

 

もろもろ、ほどほどにしろよ。