やなせたかしさん、応援ありがとうございます。

午前中は、本の整理

昼ご飯を食べて、一休みして書いています。

本を整理していたら、やなせたかしさんの詩が目にとまりました。

読んだら元気が出たので、よかったら読んでみてください。

 

ぼくの生き方                       やなせたかし

 

ひとは何のために生まれたか

ひとはひとをよろこばせるために生まれた

なぜなら

この世はさびしくてつらい

人生はとても速く過ぎる

今日の紅顔 明日は白骨

それならば

なるべく楽しく生きたい

ひとの最大のよろこびは

ひとをよろこばせること

なぐさめあって生きていくこと

喧嘩なんかはとんでもない

それは人生の無駄づかい

と、ぼくはおもったが

よろこばせるのが

むずかしい

美しく生まれたひとは

それだけでひとがよろこぶ

歌のうまい人は

歌えばよろこぶ

ぼくは

みかけもよくない うーん 残念!

才能もない

大芸術家にはなれない

政治家も無理

学者になるには勉強が不足

考えあぐねて

ぼくは絵本や童話や漫画をかいた

それでもひどく下手くそで

面白いですか

よろこんでくれますか

ただそれだけでかき続けた

日暮れてはるかに道は遠いが

好きな仕事をしているから

ぼくは毎日うれしかった

苦しむことがよろこびだった

たったひとりのひとでもいい

それから さんいん また よにん

すこしずつ よろこぶひとを ふやす

それがぼくの生き方で

巨匠や名人にはとてもなれない

なりたくもない

非凡なひとではないのだから

あんまり

大それた願いはぼくにはむかない

もしも

あなたがここまで読んで

ひどくがっかりしたとすれば

心の底から ぼくはあやまる

 

以上です。

 

のんだくれのわたしでも、少しぐらいはひとの役に立つことがあったか、

これからもたまーには、少しだけでも役に立つことがあったらいいな、

そんなことを思いました。

ありがとうございます、やなせさん

地球のみんなの心が、コロナに圧し潰されないように、

天国からの応援、ありがとうございます。