ユリシーズ企画 集会 「あくがれ」にご来場いただき、ありがとうございました。

ユリシーズ企画 集会 「あくがれ」にご来場いただき、ありがとうございました。

 

踊ることができたのは、何より来ていただいた皆様がいらっしゃったからです。

そして企画段階からずっと支えてくれたコアメンバーの皆様。

核心に近づくと、スルッと向きを変えて逃げ出してしまう、

それをどうにかしたいけれど、うろうろ周辺を回るだけの私を

見守り、根気強くご指導くださったお二人の先生。

励ましてくれた稽古場の皆様。

 

数多の良き思いをいただけ、踊ることができました。

 

踊りについては、稽古場でしてきたことを構成して発表しました。

背面の踊り。

仰ぐ。

縮まる。

物を使ったスローの稽古(今回は扇を使いました)等です。

 

稽古場で起こっている稀有な出来事を、

少しでも来ていただいた皆様と共有できたら、という思いがありました。

それはとても難しいことと認識していましたが、

それが今回、皆様のおかげで、

十分には程遠いと思いますが、

共有することができたのでは!

という実感を持つことができました。

 

私はずっと、人間が人間であることの誇り、尊厳、

人間の生の栄光、というようなことを思ってきました。

もっと単純にいうと、楽しく、愉快で、静かに満ちている、周りのモノコトみんなと一緒に。

本来そういう社会、世界が、人間のいる場なのであり、

人生なのだろう、と願ってきました。

難しい願いではありましたが、

踊ることによって、集会の場がそのようになってほしいと。

最上師の稽古ではそれが当たり前のように生まれているのですから。

 

最後にお伝えさせてください。

来てくださった皆様の、見えない力の集まりを物凄く感じました。それにとてもとても励まされました。だから人間のそういう思いを、何より命を、大切にしたい。残酷なことが続く世界を溶かしていきたい。

私はもう老体ですが、がんばりたいです!