先生が、子どもにどう映っているかということ。
これ、とても大事。
教育の、要(かなめ)は体験。
子どもは日々、身体全体で、体験している。
(特に小さい子供たちほど)
なにを一番体験しているかというと、
先生の生きるエネルギー。
実は、子ども達は直感しているのだと思う。
なにを?
先生が何を大事にしているのかを。
先生を見て、先生のエネルギーを感じて、
何を大事にして仕事をしているのかを。
だから、
大事なことは、
何を教えるかというより、
どう教えるかというより、
先生が、どういう状態で仕事をしているかということだ。
先生が仕事に意欲を持っていれば、その意欲は子どもに伝わるだろう。
先生が仕事に喜びを見出しているならば、その喜びは子どもに伝わっていくだろう。
仕事にやりがいを感じているのであれば、そのエネルギーは伝わっているだろう。
最後に、
いい状態で仕事をするために大事なことの一つ、コミュニケーション能力について。
池上彰監修「なぜ僕らは働くのか」によると、
(略)・・コミュニケーション能力の高い人とは、どんな人のことをいうのでしょうか?友だちが多い人?人を笑わすのが上手な人?空気を読むのがうまい人?どれも合っているような気がしますが、どれも少し違うような気もします。「コミュニケーション」を辞書で引くと、「社会生活を営む人間のあいだに行われる知覚・感情・思考の伝達」とあります。つまり、「自分の意思を相手に伝え、相手のいうことを理解する」ことです。こう書いてしまうと、ごく当たり前の行為ですね。自分が思ったことをしっかりと伝え、相手が言うことをちゃんと聞く。それができればコミュニケーション能力があるということです。(同書p188)
また、同書では、コミュニケーション能力の活かし方として、次の2点を挙げている。
1 相手のことを思いやる
・言い方、伝え方を工夫する
・うなずいたり、あいづちを入れたりする
2 自分の意思を伝える
・賛否を表現する
・場の空気を読みすぎない(同書p190~191)
1については、先生方の多くが得意なことであると思うが、
2が苦手な先生が多いのでは、と思う。(先生方に限らず、日本人が、と思います)
なので、2についてもう少し詳しく。
同じく池上先生の御本から
・賛否を表現する
自分が良いと思うこと、イヤだと思うこと、これらはきちんと表現することが大切です。
・場の空気を読みすぎない
会話や議論がおかしな方向に向かったときは、意見を発信して流れを変えることも重要です。同調するだけではいけません。(同上)
おーい、飲んだくれ!(注 筆者のこと)
「自分ができてこなかったのに、よく言うよ、まさしく暴論!!!」
まあまあ、へりさん(注 屁理屈多い筆者の友人)
わたしは、大変な現場で働く、若き先生方が、少しでも、元気に活躍してほしいと心から願っているのですよ。
では、これにて失礼いたします。