スピ系の本は・・・

スピ系=スピリチュアル系

ちょっと前までは「ヒカルランド」という、スピ系をたくさん出している出版社にけっこう貢献してしまっていました(笑)

確かにスピ系の本は読みやすいです。

①1ページの文字数が少ない。

②とりあえずここを読んで、という所は大文字になっていたり、色分けされている。

 

スピ系の本の内容の大筋のところは決まっていて、最近のキーワードは

「愛」「宇宙」「○○星」「アセンション」「日本人」「縄文」「エネルギー」

「〇次元」「引き寄せ」「波動」等々

こういったキーワードに違和感がない、または興味をひかれる方にスピ系の本は、

次のようなメリットがあるかと思います。

①大体の本が明るい気分になるように意図されているので、明るい気分になる。

②マンガを読むような感覚で楽しむことができる。

③結構需要があるようで、ブックオフでの買取価格が下手な漫画本よりいい。

もちろん、デメリットもあります。

①ヒカルランドに多いのですが、巻末に著者の講演会の案内や、グッズの案内のページが多くあります。これに行ってみよう、買ってみようとなったら・・・うーん?

②これは別の本の著者が別のところで言ってたぞ!むむ、これはやはり真実なのか?と思わせてしまうように仕組まれている(と思われる)

③わけわからず、気分が悪くなる人も少なからずいるかと思う。

以上、私が考える、メリット、デメリットです。

 

しかし、最近の傾向として、スピ系有名人になると次々に本を出しはじめ、いったいどうしちゃったんだろう???

その最先端を走っているおひとりの、ドクター○○さんのツアー(もちろんスピ系でしょう)に某国の首相夫人が一部参加していたと話題になったと聞きました。

一番問題になっているのはその時期らしく、旦那である首相が、「自らの身を守る行動を」と警戒を呼び掛けた翌日だったから、だそうです。

くわしいことはわかりません。

ただ、スピ系の本を書く方々はとても影響力がある方々なので、言いたいです。

「そのことを多方面から検証し、よく考え、発信したときの影響についても、考え得る限り、考える必要があるのではないか」

そうした点を考えると、秋山眞人氏の「日本のオカルト150年史:日本人はどんな超常現象を目撃してきたか」は良著でした。

また、東畑開人氏の「野の医者は笑うー心の治療とは何か?」は学術書でありながら、読みやすく、とても面白かったです。

さぁ、わたしもコロナ退散を念じ、その後昨日の続きの片づけをします。