三匹のおっさん
大好きで、放映をワクワクして待っていたドラマ。
通底するあったかさ。人が人を思う、その尊さ、かけがえのなさが、役者からもストーリーからも、にじみ出ているドラマだった。
はじめ、この原作者は、有川浩(ひろし)氏かと思っていたら、放映途中で有川浩(ひろ)氏、女の方だということが分かった。
なるほど、この作品のあったかさ、粋、やわらかさはそういわれてみれば、女性の感性かもなと思ったものだ。
志賀廣太郎さん
以前から北大路欣也も泉谷しげるも好きだったが、有村則夫役の志賀廣太郎にも魅かれていった。
優しいのだ。
渋い。
一人娘を溺愛する、ちょっと間抜けなお父さん役を見事に演じていた。
娘に対して、あんなふうに愛情を表現できる有村則夫がうらやましくもあった。
二人といない、なんとも味わい深い演技に今回も目が釘付けだった。
人柄だったんだなぁと今改めて思う。
早すぎますよ、志賀さん。
御冥福をお祈りいたします。