在宅勤務
職場の過密化解消ということで、週に2日、在宅だ。
職業生活37年目にして、初めての経験。
そもそも私の職種に在宅は合わない。
基本、サービス業なので、サービスをさせていただく対象がないと成り立たない仕事なのだ。
しかも職場に行ってもお客様が来ない。
今できることと言ったら、サービスを向上させるためのスキルアップ、具体的なサービスのための準備、今後の計画作成、環境整備、関係法令の学習、組織上部に提出するための書類作成などだ。
つまらないよぉ。
だって私は生身の人間と関わるためにこの職業に就いたのだ。
今から、40数年前、私は高校の同級生とともに、京都北部の山道を歩いていた。
なんでそんなところを歩いているかというと、修学旅行で京都の峰定寺というところに行く途中なのだ。
峰定寺というと大原のもっとずっと北、修学旅行でそんなところに行こうと思った高校生はたぶんいなかったと思う(今もいないだろう)
ツクヅク、変わりもんだった、と思う(ありがとう、グループのみんな)
で、その道中で、山の中の小学校で体育をしている風景に出会った。
楽しそうでした。
ぼんやりと、いいなぁ、と思った。
大学生になった私は、Cheery(チアリー)という一般家庭を教室にして、英語教育を展開している会社のサマーキャンプのキャンプリーダーのバイトをした。
それがすごく楽しかった。
子どもと関わる仕事はいいな、と思った。
その4年後、私は某県の小学校教員養成所というところの学生になっていた。