出かける ~その2 江の島

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江ノ島がみえてきた。 俺の青春


 

飲んだくれが、

読んどくれ

になりつつある。

いいのか、と思いつつ

書いております、わたくし

・・・・・・・

1981年ころのこと

ふと思い立って

江の島に行った。

なぜ江の島だったのか、

今となっては、覚えていない。

サザンの影響だったのかなぁ・・・

 

江の島には洞窟があった。

立ち入り禁止の看板が設置されていたが、

近くに、平日なのになぜか中学生の方々がいらっしゃった。

ふむ、この方たちは、いわゆる活動的なアウトロー

平たく言えば、不良の方たちなのではないか!

 

何やらこの方たちは

洞窟の奥が気になっておいでのようだ。

かくゆう私も、洞窟の奥に呼ばれている気がさっきからしていたのだ。

「行くかい。」

と俺は言った。

「行きますか。」

と奴らは言った。

 

今では観光地 江の島の名所として、入場料をとっている洞窟であるが、

当時は立ち入り禁止区間

アンタッチャブルゾーン

入ったらすぐに真っ暗になった。

ところがさすが、アウトロー予備軍の方たち、

ライターをお持ちではないですか!

ぼっぼっぼっと明かりがついたが、

ものほんの洞窟の闇は深かった。

「どうする君たち」

若気の至り満載の私は、

この方たちが行くというのなら、この先も行ってやろうじゃぁないですか!!!!

と、期待したのですが、

野郎ども

向きを変えやがった。

しかたなしに踵を変え、冒険は終わり。

 

洞窟の奥の呼びかけに応えられなかった私は、

(応えていたら、帰らぬ人になっていたんだよ!!!たぶん)

いくばくかの無念の思いを胸に、その夜、

鎌倉のディスコに繰り出した。

こうなれば(なにが?)、

たったひとりで、鎌倉のディスコ界に殴り込みをかけよう、

という魂胆であった。

 

で、新宿、六本木あたりで「ディスコ妖怪」と異名をとっていた私は、

妖怪踊りを存分に鎌倉の地で堪能したのでありますな。

けっか

ボコボコになった

 

わけではなくて・・・

鎌倉の方々は優しかった。

 

「東京ではそんな踊りが流行っているの?」

(わけねえだろ)と思いながら私は、

「最先端なんだよね。」

などと、いまだ後悔している戯言をほざくのでありました。

若気の至り満載の頃のことでございます。