はい、渾身の演技でございました。

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奴らは向こうからやってきた。


北海道

最初に行ったのは、高2の時。

 

大雪山に登ったら、

辞めた山岳部の、

二人(同じ中学出身、このうちの一人が辞めた原因男)と頂上で、あった。

 

びっくりしたが、

お互いに無視。

俺と一緒に行ったのが、やはり同じ中学の同級生。

俺が山岳部を辞めた事情を知っていたので、

やっぱり、びっくりしていたが、声をかけないでくれた。

 

この年は、有珠山が噴火した年だった。

ドンピシャで、札幌に灰が降って、傘を買って灰を防いだ。

いま、ネットで調べたら、1977年の8月7日だった。

灰除けもあって、

サスペリアというホラー映画を札幌で見た。

 

灰フル札幌で、サスペリア

 

 

そうだ!いつ、どこでだか、今思い出した。

あれは、北海道に旅立つ夜のこと。

夜行列車で、旅立つ予定だった、

我ら二人は、上野で食事をとっていた。

 

そこで起きたのですよ、衝撃的な事件が。

はい、それはそれは・・・

大雪山頂上出くわし事件よりも、

札幌降灰サスペリア事件よりも、

はるかに衝撃的な事件が私を襲ったのです。

その事件とは…

 

続く

 

て、

どうすんっだ!こんなブログで引き延ばして!

そうでした。飲んだくれのブログでありました。

いきます。

 

親友は言いました。

「じつはおれ、○○と付き合い始めた。」

私は持っていた箸を落としました。

手からぽろっと落ちたのです。

16歳でございました。

耄碌の年ではございません。

16歳の少年が親友の告白の言葉に箸をぽろっと、

落としました。

○○と、親友と、私は、

中学の同じ学級でした。

親友は他県の男子校に行き、

○○と私は、県内の同じ高校に行ったのです。

はい、お察しの通り、

わたくしはその○○に、

密に憧れていたのでございます。

中学の頃からでございます。

親友は続けます。

「○○から、連絡があって、付き合ってほしいといわれたんだ。」

シャイな親友は、俺の方を見ないで、恥ずかしそうに言います。

俺の方を見ていないので、

箸を落とし、凍り付き、

身動きのできなくなった俺には気づくはずもございません。

わたしはおぼえております。

16年の人生で、たぶん初めてくらいのこんしん、

渾身の力を振り絞って、言いました。

「そうなんだぁ、よかったなぁ、○○は高校でも人気あるから・・・、そうだったんだ

ぁ。よかったな。」

お主、役者やのぉ。

はい、渾身の演技でございました。

 

気の良い親友は、なぜか元気のない俺を、

旅行中何かと気遣ってくれていたことも思い出しました。

 

親友は名のしれた企業の重役なんてものになっているので、しばらく会っていませんが、昔話を遠からずしたいものです。