最近夢を見る。
テーマが決まっているかのように、
同じような夢を、
一晩に続けてみる。
どんな夢かというと、仕事の夢だ。
「学校」が私の仕事場。
「教えること」が私の仕事だった。
今は直接教えることはないが、
小、中、特別支援で長年教えてきた。
「なにを?」といわれると返答に困るが、
いろいろだ。
教師、という立場で仕事をしてきた。
どうも、その仕事をしている夢を、
最近よく見ているようだ。
ようだ、というのは、
目が覚めると細かいストーリーは、
すっかりわすれているからだ。
夢の内容は、どうも過去の再現ではなく、
いろんなことがごちゃ混ぜになっているようだ。
37年間、ずっと仕事をしてきた。
人生の大半は、仕事であった。
私は、
偉いだろうすごいだろうということを言いたいのではない。
自分がしてきたことを、
振り返る必要があるのだろうな、ということだ。
大病もせず、
仕事を続けてくることができた。
仕事上で悔やまれることばかりだが、
人に助けられ、支えられてここまでやってくることができた。
有難いこと、申し訳ないことが、山ほどある。
しかし今までは、
仕事のことを、自分がやってきたことを、
振り返ることはなかった。
いや、振り返らないようにしてきた。
それは、
振り返ると、
苦いものが染み出てくるからだ。
苦しいことが分かっているので、
振り返らないようにしてきた。
子どもと関わる仕事、
それは素晴らしい仕事だ。
やってきてよかったと思うことも数多くある。
しかし、
教員という仕事には、
「権力者」という一面がある。
後悔しているのは、権力を間違って使ってしまったことがたくさんあるということだ。
私が仕事をすることで、
わたしと強制的にかかわらざるを得なかった人がたくさんいる。
(子どもは、基本、先生を選べないから)
そのなかには、私がかかわった一時期が悪夢だ、
という人も多くいるだろう。
今見ている夢は、
そういう内容ではないようだが、
立て続けに同じテーマの夢を見るということは、
仕事のことは、あんた、避けて通れないことなのですよ、ということであろう。
ちゃんと振り返りましょうね、わかっていますよね、
避けて通ることは、まかりならんぞ、
ということなのであろう。
やはり、
飲んだくれ返上のときなのだろうか。