「まぜこぜな社会」???

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特別支援学校で勤務しています。

10年位前、支援学級から、支援学校に転勤しました。

特別支援学校の良いところは特別支援学級よりさらに専門性が高いという所です。

しかし、いわゆる障害が認められる児童生徒のみ通ってきています。

しかも、鉄道の駅から、とても遠い所に位置しているんです。

駅から歩くと、30~40分はかかる。

学校のまわりには、作業所や老人ホーム等の施設が多いです。

障がいを認められた生徒だけが通ってくる。

交通の不便なところにある。

この2点にずっと違和感を持っています。

そういえば、街の中心にそのような施設を作ろうという意見を聞いたことがあったな。

ネットで調べていたら、「Get in touch」という団体を見つけました。

こんな風に紹介されています。

さまざまな創作活動や表現活動を通じて、誰もがそれぞれの個性を生かして豊かな人生を創造できる共生社会の実現を目指す一般社団法人。”違い”をハンディにするのではなく、特性としてアドバンテージにでき、誰もがもっと自然に、気楽に、自由に暮らせる「まぜこぜの社会」の実現を目指している。

 

すばらしいじゃないですか!

代表の東ちづるさんのインタビュー記事があるので読んでみます。

これがとてもおもしろい!

あ、東さんも言ってるじゃないですか。

障がい者施設や福祉施設は、町のど真ん中にはないことが多いです。それもあってか、自分たちの町にそういう施設があるということ自体知らない人たちがたくさんいます・・・」

インタビュアーが

「確かに、普段の生活をしていて、私の町では障がい者を見かける機会はあまりありません。つまり、見えない排除、見えない境界線が張られているということなのか…。」

と言っています。

 

そうか、私の感じていた違和感は「見えない排除」だったのか、と納得!

東さんは、こんなことも言っています。

「・・・同じ人間同士、違いをお互いにおもしろがりながら、浅くひろくゆるく依存しあって生きていく。そんな「まぜこぜな社会」を実現したいです。」

 

はい!すごく共感いたします。

そうなんですよ。おもしろんです。楽しくて、一緒にいると幸せな気持ちになれる。

こんな楽しい人たちと、一緒にいられる仕事は本当にいいな、といつも思っています。

同時に、もったいないな、とも思っていたんです。こんなに楽しい気分、幸せな気持ちにさせてくれる、そんな個性をもっと多くの人に知ってもらいたいな、とずっと思っていました。

 

今日はとりとめもなく、普段違和感を抱いていたことを書き始めたのですが、思わぬ展開になり、よかったです。

Get in touch」について、調べてみます。