「まぜこぜな社会」実現のために、
今私がやっていることは、地域の中で働くことができるように支援すること。
特別支援学校を卒業すると大きく二つの進路があります。
それは福祉就労と、企業就労(一般就労)の二つ。
福祉就労先は福祉作業所等で、企業就労先は一般企業等です。
これはどちらがいいということではなくて、
その人にあった就労先を見つけるということが一番大事になってきます。
適性を見分けるために、2年生から合計4回の現場実習をします。
3年生の2回の実習は、その職場で働くことを目指しながら、その仕事に慣れていくという意味があります。
私の職名は就労支援コーディネーターといって、主に企業就労をする生徒の支援をしています。
その際に大事にしていることは、地域の中で就労し、活躍してほしいということです。
電車に乗って遠くまで、ではなく、比較的家から近いところ、
できれば同じ市内で働くことによって、
地域の中で活躍しているという意識を持ってもらえたらうれしい。
また、地域に根付いた商売をしている会社にお願いすることも大事だと考えています。
地域のお店や会社で卒業生が活躍することで、
障がい者雇用をしてよかった、と思ってもらえたら、これもとてもうれしいことです。
活躍する姿を同じ職場の方や、買い物に来られた方が見てくださり、
いいな、と思ってもらえる。それもとても大事だと思っています。
今年はイレギュラーなことになってしまいましたが、基本の思いは変わりません。
就労した方も、雇用してくださった先の方々も、WIN-WINになるように、今年も頑張っていきたいです。