特別支援学校関連の記事が、大新聞の一面に!

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新聞を見ると、

一面に「特別支援学校」の文字。

 

読むと、

必要最低限の設備を示した設置基準

今まで、特別支援学校については定まっていなかった。

それを定める方向であるという。

 

特別支援学校の入学者は年々増加しており、

施設の不備が目立っている。

しかし、基準がないため、

設置する都道府県などの判断に任されている現状。

 

おーーーー!

新聞の一面に載りましたよ!!

これは、これは。

よかった。よかった。

これで、廊下や階段で体育の授業をする必要がなくなる。

夏暑く、冬寒いプレハブの校舎で学校生活を送る必要がなくなる。

給食も、食堂に生徒が入りきらないので、

教室まで運んで食べる、そんなこともしなくて済むことになるのか?

もしかしたら、職員室も改善されるのか?

職員の机は、長机(通常学校の時はどこでも、引き出しのあるスチール机でした)

机と机の間がとても狭いので、椅子の後ろを通るには、

座って仕事をしている職員が椅子を引いて隙間を作らなくては通ることができない。

通る方も、座って仕事をする方も気を使う。

以上、勤務したことのある特別支援学校での実話です。

 

こんな児童生徒にも、職員にも、ストレスフルな状況が変わるのですか!

これはきっと、下村文科大臣(当時)のお陰であろうか?

 

実は、

下村氏が文科大臣のときに、

私の勤務校にいらしたのであります。

理由は、過密化の現状を視察すること。

その当時、私は学級付きではなかったので、

見に行きましたよ、いや、こっそりお出迎え致したいと、玄関の近くで隠れてみており・・・

ちがうちがう、謙虚な位置で、お待ちしておりました。

すると、

黒い高級車が、

すべるように、

やってきた。

そして、玄関前にスーッと止まった。

と、

零コンマ数秒でドアが開き、

黒服の男たちがバッバッバッと通りてきて、

後部座席をすっとあけ、

下村文科大臣(当時)のご登場と相成りました。

 (待ち構えていたドア開け係の役職教員が、全く動けなかった)

 

すごい、一連の出来事が流れるようなスムーズさ、

まったく無駄のないものでありました。

さすが、政権を担う現役大臣(当時)

登場の仕方からして、一般人の想像を大きく超えたものでした。

これは期待できるぞ!

 

お大臣様、

どうか、どうか、ストレスフルなこの状況、

正常な学習権利を奪われている児童生徒のために、

一肌脱いでくだせぇ。

 

謙虚な位置でお待ちしておりました私は、

そう直訴しようと、、、、、、、、、、、

 

玄関を見ましたらもう誰もいませんでした。

 

(後半は、私の脳内妄想でございますが)

この視察が、一つのきっかけになったやも知れません。

 

必要最低限の設備の設置基準が定められたら、

特別支援学校も、より良い学校になるであろう、

(来年から私には縁のない場所になるのだけれど)

よかった、よかった、よかったね、

と、そう喜んでばかりはいかないようです。

というのも、

設置基準の適用後、新設や増改築する際は、基準を満たさなければならない。

(しかしです)

教室不足の既存校は法令違反の状態となるが、基準の適用は当面猶予される方向で、

直ちに使えなくなることはない。

(おい、おい、問題はそこじゃないだろう、

猶予されたら、過密化解消はいつになるんだい!)

新聞によると、実際に予算を出す都道府県の受け止めは複雑、だそうだ。

ある自治体の担当者

「設置基準があれば、特別支援学校の整備の優先順位は上がり、予算も取りやすくなる。」と歓迎するが、

別の自治体では

「理想的な基準を掲げるだけでなく、整備に必要な土地や資金の確保を後押ししてほしい」と国に求めている。

まぁ、いっぽ、進んだことは確かですよね。

 

子どもを大事にできない国は遅かれ早かれ、衰退します。

 

子どもを大事にしてね、もっともっと仕事がんばってね、

と教職員に負担を押し付けるのだけでなく、

設備や待遇をどうにかしてくれ!!!!

と長年、(心のなかで)叫んできました、

わたくしとしましては、

歓迎すべきニュースでありました。