米津玄師 聴いてみた。

f:id:gugugudou:20200812152400j:plain


米津玄師

家人が騒いでいるのは知っていたが、

「とにかく、人気のあるものお断り!」

と、人格入り口に張り紙をしている私としては、

米津玄師はお断りしておりました。

で、長らく、「はぁ、レモン?パプリカ?馬鹿?なんですかぁ。」

などとほざいておりましたが、ここにきて無視できなくなった次第でございます。

 

きっかけは、米津ファンのある方がカーステレオで流しておりました、

アルバム「STRAY SHEEP」

車の中で聞くともなく聞いていましたら、

良いではないですか。

 

むむ、むむぅと、思いました私は、

家人に頼み、かのアルバムを貸してもらい、コピーしました。

 

早速、一人で聴いてみますと、

良いではないですか。

カムパネルラ

よいではないですか。

そして、

優しい人

カナリヤ

この2曲

殊に、

よいではないですか。

米津玄師、何者?

 

時よろしく、インタビュー記事があったので、読んでみますと、

なるほど、なるほど、ということを話している。

natalie.mu

 

おーい、飲んだくれ。

君は、要するに、わからないんだね、

それならそうと、言ってしまえばいいのに、

まったく、めんどくさい人ですね。

よいではないですか、なんて、わかりもしないのに、いうものではありません。

米津玄師は人としても奥の深い方と見受けられます。

少し前までは才能と人格は、別個、そんなことも言われていましたが、

このところ、

坂口恭平とか、

藤井聡太とか、

とびぬけた才能と、人格がミックスした方が世に出てきていますよね、

米津玄師は、間違いなくその方向の人でしょう。

だから、飲んだくれも興味をもったのかもしれませんが、

中途半端な君の手に負える方ではないでしょう。

 

そういうへりさんだって、

何にも語れないのは、わかっています。

我々の世代には感じ得ない、危機感や、喪失感が、

今の若い世代の人たちにはあるんですよ。

でも、そうした危機感や、喪失感は、若い世代だけがもっているのではないでしょう。

われわれにだって、あるわけですよ、そうしたものは。

でも、感じ取っているものの質が違ってきているということなんじゃないでしょうか。

 

飲んだくれ、いうじゃないか。

確かに俺にもわからないさ、俺は知識一辺倒の男だからね、

米津玄師を語るとしたら、

我々の世代にとっては、膨大な言葉を使わざるを得ないだろう。

だが、おれにもわかるさ、

そんなものを誰が必要とする。

 

そう、誰も必要としないさ、

 

今、必要とされているのが、

米津玄師なんだろうな。

米津玄師もそれに力いっぱい応えようとしている、のだろうな。

だから、飲んだくれも、すこしでも、言葉にしたいと思っているんだろう。

 

はい、

米津玄師を語る言葉ではなく、

米津玄師を自分の中で生かす言葉を、

米津玄師を聴きながら、

紡ぎだせますことを、

願っております。