苦しい。
なんだ、飲んだくれ、ついに沈黙の臓器、肝臓様が悲鳴あげたか、
それともいつもの懐具合を嘆いてるのか？
いや、はぁ、ご指摘は当たらずも遠からずというところなんですが、
今回は違います。
胸が、胸が苦しい、
なぁにぃぃぃ
お前、あれじゃないだろうな！
違いますって！
あれじゃなくて、
ドラマですよ。
舞火曜日放送、関テレ制作。
「竜の道」でございます。
このドラマを見ていて、胸が苦しくなったのでございます。
聞かねぇなぁ、
どんなドラマなんだい？
小説が原作というところ、復讐をモチーフにしているところが、
あの「半沢直樹」と一緒なんですが、
視聴者を楽しませるキモが全く違います。
どうなんだ？
はい、半沢は、まぁ、時代劇もしくは、歌舞伎ですね。
先がある程度読めるし、一事が万事、大袈裟です。
そこを視聴者は分かっていて、それでも、楽しめる。
娯楽、極まり、の名ドラマです。
かくいう飲んだくれも大好きなんですが、
竜の道は、同じテーマ、
「家族の復讐」からスタートしていますが、
味わいがまったく違います。
苦しいのか？
はい苦しいのです。
胸にグッとくるのです。
登場人物一人一人が、
リアルです。
人間のあやうさが、
愛しさが、
名演技によって描き出される。
特に昨日の回を見ていると、切なくて、
苦しくなってしまいました。
オススメなのか？
はい！
とても、オススメです！
カンテレは、このドラマ以外にも、味わい深い作品をたくさん作っているのですが、
視聴率的には今ひとつなのです。
ですが、路線を変えず、
いい作品を提供しようとしているカンテレを是非とも応援したく、
この飲んだくれ、立ち上がったのでございます。
わかった、わかった、
最後にもう一つ、
エンディングテーマ
っていうんですか、
ドラマの最後に流れる曲が、
番組を盛り上げる！！
竜の道、竜の道を
どうかよろしくお願いいたします。
