変形労働時間制というものが、
来年度から導入されるらしい。
それって一体何?
変形労働時間制とは、
ある忙しい時期の平日の勤務時間を延ばして、
閑散期の日の勤務時間を短くする、
あるいは休みを取れるようにする仕組み、ということらしい。
文科省はなぜこれを導入しようとしたのか。
表向きには、働き方改革、の一貫である。
教職員になろうとする若者が少なくなっている、顕著らしい。
それではいかん、ということで、
普段の勤務、どうせ、早く帰れないでしょう、
だったら、それを勤務時間としてカウントしましょう。
そして、その分、夏休み休んでくださいな。
教員になったら、夏休みにたくさん休めますよ。
みなさん、教員っていいでしょ?
まぁ、
そんなことを考えた人がいるのかもしれない。
あるいは、
教員の皆さんの残業時間が問題になっている、
いかんぜよいかんな、それはいかん。
しっかり勤務時間としてしまえば、
残業時間が問題となることは、なくなるだろう!
我ながらいいアイディアだ、ふふふ、
なんて思っている人がいるのかもしれない。
なにせ、
制度上は、最大で一日10時間勤務にまですることは可能、
だそうだ。
うーーーーん、
うむむ・・・
これじゃ、
長時間労働が、適正な勤務時間になってしまわないか。
教員は99、9%が、真面目な方だから、
適正な時間は、時間いっぱい頑張る人が多い。
働きすぎですよ、って言われたって、
そう言われても・・・・・・・・・・
とひたすら、仕事に取り組む人が99、8%
それが教員、
です。
だって、休憩時間に休憩している人は、
いないなぁ。
みんな仕事している。
ボーッとしているのは私くらいだ。
それに、夏休みだって、仕事がいっぱいで、
休みが取れないのが実情です。
かくいう飲んだくれの私でも、
1年の半分を終わろうとしている今、
有給の消化率は20%を切っています。
なんじゃいこりゃぁぁぁ、
とは思うのですが、
みんな頑張って働いているのに、病気でもないのに、休みを取るのは、いかんのではないか???????????????????????????????????????
と思ってしまうのです。
忙しい時期には勤務時間が現行の7時間45分から最大10時間まで可能????
それは、10時間、働けってことでしょう、
さらに、
休憩時間が実質ないのだから、勤務時間は実質約11時間だぁぁぁ、時間外勤務はゼロカウントだぁぁぁ!!!
働き方改革?まぁ、日本人忘れやすいねぇ。文句言わないし。
ということでしょうか?
さらに、みんなが、みんな、私のように、お気楽なお年寄りではない、
育児や介護等に時間を割く方が大半だろう。
その方達は時間給を取ればいい、と言われるかもしれないが、
休みを取りづらいのが教員社会ってもんでしたよ。
同調圧力っていうんでしょうか??
定時では帰りづらかった、部活動の顧問を断れなかった、
私だけではないはず。
繰り返しますが、夏休みだって、部活動の大会や研修、補習等が目白押し。
休めませんよ、現状では。
実際、休みなのに、出勤して働いている、というのは、
あ、あなたも、オタクも、あ、俺もでした。
そういうことはたくさんありました。
それに、管理職の仕事も確実に増えると思いますよ。
いいこと、なさそうですよ、
変形労働時間制の導入。