愛と誠、これでいいのだ。

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〇〇という

ビール会社がある。

かつては日本のほとんどのビールを作っていた会社だ。

若い頃、貴重な金を払って酒を飲む、ましてはビールは貴重品。

というわけで、どこのビール会社を選んで貴重品を買うかは、重大事だった。

そんなある日、国内シェア圧倒的1位であった〇〇のビールをもらったので飲んだ。

 

心の中では

美味しくなかったが、

ビールは飲み慣れてなかったので、

多分、俺の間違いだろうと思って、

ビールは美味しいなぁ、と有り難がった。

 

けれど、

真実は思わぬところからやってきた。

それは、飲み残した、ほんの少しのビールを

天下の〇〇のビール、今後滅多に飲めぬビール、

そういう思いで、啜った、はい残りの微かなビールのその残りを啜りました。

 

そしたら

まずかった、とってもまずかった

 

まずいというより、なんじゃこれ。

ビールというのは、ごまかしの飲み物であったのか????

 

人間不信ならぬ、ビール不信。

これではいかん、不信はいかん。

という想いが溢れ、私は当時住んでいた寮の近くにあった酒屋に走った。

 

そして、

これは実験である、貴重な実験である、と自分に言い聞かせ、

サッポロビールのビールを買ったのだ(銘柄は忘れてしまった)

 

そして、

実験をしたのである。

 

これは実験だと言いながら、

当時自分に禁じていたビールを、

飲んで、少し残した、残ったものが大事なのだ。

 

なんか、札幌は美味かったと記憶している。

 

で、少し残したものを、ぬるくなってから、

飲んでみた、だって実験ですから、すると、、、

 

麦のいい香りが残っているではないか。

なんじゃいこれはぁぁぁぁ。

ビールだ、これこそ、ビールだぁぁぁl

 

というわけで、思ったのです、私。

 

〇〇は、長年の国内シェア独占の地位に甘んじ過ぎていたのだろうな。

 

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それから、30年以上の月日が流れる。

 

最近

〇〇から、

本〇〇、という製品が発売された。

ビールではなく、発泡酒であるが、〇〇は本気らしい、

 

飲んでみたら、美味しい。

さすがに、若き頃のような実験をする余裕はないので、

やってはいないが、やってみたら本気度がわかるのではないか。

 

さて、今回言いたいことは

「誠実」ということである。

 

正直者が馬鹿を見る、

という時代はもう終わりになってきたのだと、

そう感じる、そこかしこに、そういうことが現れてきている。

 

これからは、誠実

愛と誠なのだ。これでいいのだ。